TVの見過ぎが主要疾患による死亡リスクに関連

by KPKA posted Nov 17, 2015
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TVの見過ぎが、主要な死亡原因のいくつかと関連することが、新たな米国の研究で明らかとなった。米国人の92%は自宅にTVを持ち、成人の80%が余暇の半分以上にあたる1日平均3時間半、TVを見ているという。

今回の研究では、米国立がん研究所(NCI)のSarah Keadle氏らが、研究開始時に慢性疾患がなかった50~71歳の22万1,000人超の対象者を、死亡または2011年12月まで約15年にわたり追跡した。

その結果、対象者がTVを見る時間が長いほど、心疾患、がん糖尿病、インフルエンザ/肺炎、パーキンソン病、肝疾患といった疾患で死亡する可能性が高かった。

TVの視聴時間が1日1時間未満の対象者に比べて、1日3~4時間の対象者では研究期間中の死亡リスクが15%高く、1日7時間以上の対象者では47%高かった。喫煙や飲酒、カロリー摂取量などの危険因子を考慮しても、TV視聴と死亡リスク上昇には関連性がみられた。ただしこの関連性とは、TVの見過ぎがこれらの疾患による死亡を生じさせるという意味ではない。

これらの死亡リスク上昇は、活動的な対象者と非活動的な対象者のいずれでもみられたという。今回の研究は、「American Journal of Preventive Medicine」オンライン版に10月27日掲載された。

Keadle氏は、「近年、長時間座っていると健康に多数の悪影響が及ぶ可能性があるとする研究報告が増加しているが、今回の研究もそれに続くものである。高齢化や余暇におけるTV視聴時間の長さ、広範囲に及ぶ死亡リスクの上昇を考えると、長時間のTV視聴はこれまで認識されていたよりも重要な公衆衛生の介入の標的となりうる」と話している。(HealthDay News 2015年10月29日)

http://consumer.healthday.com/senior-citizen-information-31/misc-death-and-dying-news-172/too-much-tv-linked-to-leading-causes-of-death-in-united-states-704682.html
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