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多くの女性が月経前緊張症(PMS)に悩んでいるが、中等度から重度のPMSの女性は後に高血圧になるリスクが高い可能性があることが新たな研究で示された。因果関係は明らかにされていないが、PMSの女性は血圧の変化に注意する必要があると、米マサチューセッツ大学アマースト校のElizabeth Bertone-Johnson氏が率いる研究チームは述べている。

今回の研究は、1991~2005年に臨床的に意義のあるPMSを発症した女性1,257人と、PMSが重度でない女性2,463人を2011年まで追跡した。

その結果、中等度から重度のPMSをもつ女性は、症状が軽度または全くない女性に比べ、高血圧を発症するリスクが40%高いことがわかった。このリスクは、過体重や肥満、喫煙、飲酒、運動不足、経口避妊薬の使用、閉経後のホルモン療法、家族歴などの危険因子を考慮してもなお、残存していた。

特に、40歳未満の女性では最も強い関連がみられ、この年齢層で臨床的に意義のあるPMSがある女性では、高血圧の発症率が3倍になった。今回の研究は、PMSが後の慢性疾患リスクに関連する可能性を示唆した初めての大規模研究であるという。

さらにこの研究では、ビタミンB群のチアミンおよびリボフラビンの摂取量が多い女性では、中等度から重度のPMSによる高血圧リスクの上昇がみられないこともわかった。「臨床的に意義のあるPMSは女性の8~15%にみられるが、ビタミンB群の摂取量を増やすことにより高血圧リスクを低減できる可能性がある」と研究グループは述べている。

米カッツ女性健康研究所(ニューヨーク州)のStacey Rosen氏は、「この研究結果は、高血圧の検診を綿密に行うべき人を特定するために重要なものである。しかし、今回の研究の重大な弱点の1つは、対象者の平均年齢が27歳であることだ。もっと若い女性でも同じ相関がみられるかどうかを確認する必要がある」とコメントしている。

米マウント・サイナイ医科大学アイカーン医学部(ニューヨーク市)助教授のDeena Adimoolam氏によると、現時点で「多くの医師はPMSを高血圧の危険因子とは考えていない」という。今回の研究では、PMSに類似する疾患(慢性疲労症候群、不安障害、過敏性腸症候群など)の女性を特定・除外しておらず、高血圧も医師の診察ではなく対象者の自己申告に基づいている点を同氏は指摘し、女性はこの知見を過剰に不安がるべきではないと述べている。

この研究は、「American Journal of Epidemiology」に11月24日掲載された。(HealthDay News 2015年11月24日)

http://consumer.healthday.com/women-s-health-information-34/pms-news-519/could-pms-raise-risks-women-s-for-high-blood-pressure-705542.html
Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.


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