米国では300万人弱がC型肝炎 C型肝炎が慢性化すると、肝がんなどを発症するリスクが大幅に高くなる。米国疾病管理予防センター（CDC）の報告によれば、ウイルスを除去する治療は可能だが、多くの人が感染に気付いてすらいないという。C型肝炎の診断も治療も受...

ワルファリンによる不整脈治療は腎疾患患者にも安全 心房細動の治療で抗凝固薬ワルファリンを服用している慢性腎臓病（CKD）患者では、同薬を使用しない場合に比べ、脳卒中や死亡のリスク増大はみられないことを、スウェーデン・カロリンスカ研究所（ストック...

副流煙で子どもの動脈が肥厚 副流煙は子どもの動脈に回復不能の損傷を与え、将来の心臓発作や脳卒中のリスクを高めることが、オーストラリア、タスマニアメンジーズ研究所/タスマニア大学のSeana Gall氏らの研究でわかり、研究論文が「European Heart Journal...

米国での小児がんに対する取り組みには前進がみられるものの、まだ多くの課題が残されているという報告が、「CA: A Cancer Journal for Clinicians」オンライン版に1月31日掲載された。 米国がん協会（ACS）によると、19歳以下の集団では、この1年で推定1万5,...

睡眠時間が多すぎても少なすぎても、うつ病リスクが増大することが2件の新しい研究で報告された。睡眠量が適切でない場合、うつ病に関連する遺伝子が活性化される可能性があるという。いずれも、「Sleep」2月1日号に研究論文が掲載された。 研究の1つは、1,70...

男性のがんサバイバーは運動をすれば長生きする可能性があることが、「Journal of Physical Activity & Health」1月号に掲載された研究で示唆された。 米ロヨラ大学シカゴ校ストリッチ医学部のKathleen Wolin氏らは、1988年と1993年に身体活動レベルを詳...

軽度でも血圧上昇がある20代の若者では中年期に心血管が詰まるリスクが高いという研究結果が「JAMA」2月5日号に掲載された。米ノースウェスタン大学フェインバーグ医学部（シカゴ）予防医学助教授のNorrina Allen氏らの研究。若年成人時の高血圧前症が、25年...

米国では、出産から6週後に推奨されている健診を受ける女性は約半数にとどまることが、米ジョンズ・ホプキンス大学医学部助教授のWendy Bennett氏らの研究で示された。研究グループによると、妊娠中に合併症のみられた女性はそうでない女性に比べ、健診を受け...

2型糖尿病に関連する7つのDNA領域が新たに発見された。糖尿病に関する新しい考え方や治療法につながる可能性があるという。 この知見は、4つの民族集団から得られた遺伝子情報を集積したもので、糖尿病の遺伝学に関するこれまでで最大規模の研究結果の一部。4...

閉経後はセックスがやや難しくなることが、米ピッツバーグ大学医学部のHolly Thomas氏らの研究でわかった。ただし、多数の女性はセックスが大切だと考える限り性生活を継続しているという。研究論文は、「JAMA Internal Medicine」オンライン版に2月10日掲載...

股関節骨折からの回復期にある患者は、自宅での運動プログラムによって付加的なベネフィットを得られることが、新たな研究で示された。 特に標準のリハビリプログラムを完了した股関節骨折患者では、階段を上る、椅子から立ち上がるなどのエクササイズを含め...

禁煙は身体の健康と同じく精神の健康にもよい可能性があることを示唆する研究報告が、「Psychological Medicine」オンライン版に2月11日掲載された。米ワシントン大学医学部（セントルイス）精神医学助教授のPatricia Cavazos-Rehg氏らの研究。 Cavazos-Rehg...

女性の高血圧は男性の高血圧よりも危険である可能性が、米ウェイク・フォレスト大学バプティスト・メディカルセンター外科学教授のCarlos Ferrario氏らの研究で示された。女性はより早期に積極的な治療を行う必要がありそうだ。 過去30年間に男性の心疾患によ...

禁煙すると、白内障の発症リスクを低減できることを、スウェーデン、エレブルー大学病院のBirgitta Ejdervik Lindblad氏らが示した。 白内障は、眼の水晶体に徐々に濁りが生じる疾患であり、視覚障害の主要な原因となっている。今回、Lindblad氏らは、1日に15...

子宮頸部の前がん細胞の診断と治療を受けたことのある女性は、子宮頸がんまたは膣がんの発症リスクおよび死亡リスクが高い可能性が、スウェーデン、イェーテボリGothenburg大学のBjorn Strander氏とカロリンスカ研究所の研究チームによって示唆された。研究論...

幸せは金で買えるが、約3万6,000ドル（約367万円）までに限られる――こんな研究結果が、英ウォーリック大学経済学者のEugenio Proto氏らによって報告された。研究論文は「PLoS One」オンライン版に11月27日掲載された。 Proto氏らの研究は1人当たりの国内総生...

緑茶を飲むと、降圧薬のナドロールの効果が薄れる可能性があることが、福島県立医科大学の三坂眞元氏らの研究で示唆された。 ナドロールは、β遮断薬として知られる降圧薬の1つで、高血圧とアンギナに使用される。三坂氏らは、ボランティア10人に、14日間毎日...

新しい血液検査で膵がんを早い段階で発見できるようになる可能性がある――デンマーク、コペンハーゲン大学病院・ヘアレウ病院のNicolai Schultz氏らの研究グループが報告した。ただし、この検査法は予備段階のものであり、早期の膵がん患者を正確に診断できる...