歩行中の携帯メールは危険であることを示すエビデンスがまた提示された。オンライン医学誌「PloS One」に1月22日掲載された報告によると、歩行と携帯メールを同時に行うことは、姿勢やバランスに影響し、歩行や方向転換が遅くなるという。研究を行ったオース...

夜間や週末に病院に搬送される心筋梗塞患者は死亡率が高いことが、大規模レビューで示された。米メイヨークリニック（ミネソタ州）のHenry Ting氏らの報告によると、この死亡リスク上昇により、米国での心筋梗塞による死亡数が年間数千例増加しているという。...

発話には脳の両側が使われる――こんな研究結果が「Nature」1月15日号に掲載された。発話には脳の片側しか使われないという広く支持されている信仰が覆されることになるかもしれない。 米ニューヨーク大学神経科学センター准教授のBijan Pesaran氏らは、これによ...

花粉アレルギーの女性は、白血病やリンパ腫などの血液がんを発症するリスクの高い可能性を、米フレッド・ハッチンソンがん研究センター（シアトル）のMazyar Shadman氏らが示した。 男性では同様の関連は認められなかったことから、女性に特有の何らかの機序...

現在の関節リウマチ患者は、20年前に比べてはるかに良好な生活の質（QOL）を見込めることが新たな研究で示唆され、研究結果が「Arthritis Care & Research」オンライン版に12月3日掲載された。 この知見は、1990年～2011年に関節リウマチと診断された1,10...

心筋梗塞を起こしている女性は、男性と同じように胸痛を生じる傾向があるが、心筋梗塞であるかどうかを正確に診断するうえで、胸痛は役に立たないことを、スイス、バーゼル大学病院の研究グループが報告した。 グループが行った研究では、重症の胸痛により9カ...

病に侵された肺の写真などを使った警告ラベルをたばこのパッケージに掲載することで、喫煙者数を大幅に減少できることが、国際禁煙政策評価プロジェクト（International Tobacco Control Policy Evaluation Project）による新たな研究によって示唆された。 カ...

うつ病を経験した人は細胞の老化が速い可能性が新たな研究で示された。 この研究は、オランダの研究グループが、2,400人強を対象に細胞のテロメアと呼ばれる部分を調べたもの。テロメアは靴ひもの先端のプラスチック部分のように、染色体の先端を覆ってDNAを...

減塩は、慢性腎臓病（CKD）患者の心臓と腎臓の健康を改善し、寿命を延ばすのに有用であることが、オーストラリア、クイーンズランド大学のEmma McMahon氏らの研究で示唆された。研究論文は、「Journal of the American Society of Nephrology」オンライン版に...

長期間失業している男性は早く老化する――こんな研究結果が英インペリアル・カレッジ・ロンドンのJessica Buxton氏らの研究グループによって報告された。研究結果は、オンライン医学誌「PLoS One」に11月20日掲載された。老化は「テロメア」と呼ばれる遺伝子の...

高齢者が禁煙した場合、特に元々の喫煙量が少量から中等量だった人は、これまで考えられていたよりもはるかに早く心疾患リスクが低減することが、新たな研究で報告された。 研究の筆頭著者である米アラバマ大学バーミンガム校医学部教授のAli Ahmed氏によると...

男性の鼻が、女性の鼻よりも大きい理由が、米アイオワ大学歯学科助教授のNathan Holton氏らの研究で説明できるかもしれない。体格とエネルギー需要の差により男性の鼻は女性の鼻よりも平均10%大きいという。 Holton氏らは、ヨーロッパ人38人を対象に、3歳から...

顔にひどい火傷や重度の損傷を負った患者に顔面移植手術を行う前に、顔の5つの特定の“標識”を測定すれば、ドナーとレシピエントの適合性が改善することが、米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院（ボストン）のBohdan Pomahac氏らの研究でわかり、米サンディエゴ...

尿路感染症（UTI）は女性に多いが、UTIを発症した高齢男性は入院する確率が高いことが、新たな研究で明らかにされた。また、UTI患者が入院を必要とする場合、医療コストが10倍になるという。入院する確率の高い患者を予測することで、医療費を削減できる可能性...

膵がんは多くの場合予後が不良だが、肥満の膵がん患者では、正常体重の患者よりも余命が2、3カ月短いことが新たな研究で示された。これまでの研究では肥満と膵がん発症率の高さとの関連が示されていたが、今回の研究は腫瘍の悪性度と患者の全生存期間に着目し...

がんスクリーニングの結果、過剰診断や過剰治療になる可能性について、ほとんどの患者が医師から聞いていないことが、ドイツ、マックス・プランクMax Planck人間発達研究所（ベルリン）のOdette Wegwarth氏とGerd Gigerenzer氏の研究でわかり、研究論文が「JAM...

キスは、パートナーになる可能性を見極めるのに役立ち、いったん交際が始まればその維持に役立つという研究結果が、「Archives of Sexual Behavior and Human Nature」10月11日号に掲載された。英オックスフォード大学のRafael Wlodarski氏らの研究。 被験者は...

乳がん手術時に用いる麻酔法が、がんの再発率と生存率に影響を及ぼす可能性があることを、デンマーク、オーフスAarhus大学病院の研究グループが報告した。 研究を実施したPalle Steen Carlsson氏によると、乳がん患者77人を対象とした小規模研究で、6年間の追...