それによると、バイリンガルの人は両方の言語を常に活用し、同時に処理することが判明した。そのため、その2つの言語のどちらかを中断することなく切り替えられるという。Kroll氏は、「常に言語を切り替えていれば、頭の“筋肉”も強化され、実行機能も高まる」と述べている。

Krollらは今回、2つの実験を実施した。1つの実験では、スペイン語と英語を話す被験者27人にどちらかの言語で書かれた512個の文を読んでもらった。言語は2行ごとに変えてあった。また、赤字で書かれているところはできる限り速く正確に読み上げなければならず、赤字の単語の半分ほどが同じ語源のものだった。

もう１つの実験では、最初の実験と同じ作業を行ったが、一つの言語しか読まなかった。2つの実験結果から、同じ語源の単語は、文脈の影響を受けず、対照の単語よりも迅速に処理され、両方の言語が同時に活用されていることが示唆された。著者らは「バイリンガルの人の脳ではある種の機構が働いている」と述べている。研究論文は、先ごろ「Frontiers in Psychology」に掲載された。（HealthDay News 9月13日）

http://consumer.healthday.com/cognitive-and-neurological-health-information-26/brain-health-news-80/bilinguals-increase-their-mental-flexibility-study-finds-680115.html
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