Watson氏らは1986年から、インディアナポリスの健常な思春期の若者1,100人以上の発達を追跡した。身長、体重、血圧を年2回調べたところ、3分の2が正常体重、16%が肥満、16%が過体重だった。今年、成人になった被験者の追跡調査を実施した結果、肥満児だった者の約26%が高血圧症を発症していた。一方、過体重児だった者では14%、正常体重児だった者では6%が高血圧症を発症した。
Watson氏は、「高血圧症のリスクは小児期に始まっていることがわかった。肥満児では心血管代謝疾患リスクに影響を及ぼす変化がある。過体重でもリスクは高いので、過体重の小児への対処を十分行うことが重要だと思う」と述べている。心血管代謝疾患は、高血圧、高血糖、高コレステロール、過剰な腹部脂肪によって生じ、高血圧を放置すれば、心血管疾患、心臓発作、脳卒中に至る可能性がある。
なお、学会発表されたデータと結論は、ピアレビューを受けて医学誌に掲載されるまで予備的なものとみなす必要がある。(HealthDay News 9月12日)
http://consumer.healthday.com/circulatory-system-information-7/blood-pressure-news-70/childhood-obesity-triples-chances-of-adult-hypertension-study-680148.html
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