健康的な食事は学校の成績向上に効果がある――米シンシナティこども病院医療センター栄養療法部門臨床栄養士のDebby Boutwell氏は、学校生活でうまくいく最良の方法の1つは子どもに栄養豊富な朝食を与えることだと述べ、就学児童に対し、次のような繊維の豊富な...

脳には、近しい人に共感する傾向があることが、米バージニア大学心理学教授のJames Coan氏らの研究でわかり、論文が「Social Cognitive and Affective Neuroscience」8月号に掲載された。共感は他人の感情を理解する能力。同氏によれば、親しくなると他者が自...

脳の修復に関与する細胞の増殖が睡眠中に増大することが、マウスを用いた新たな研究により報告された。米ウィスコンシン大学マディソン校の研究グループは、睡眠によって、乏突起膠（こう）細胞（希突起膠細胞、オリゴデンドロサイトとも呼ばれる）という細胞...

台湾で乳幼児のB型肝炎予防接種プログラムが1984年に開始されて以来、同国における同疾患の合併症による死亡が90%減少したことが報告された。また、予防接種により疾患の拡大も抑制されたという。B型肝炎は肝損傷、肝がんのほか、乳児劇症肝炎と呼ばれる致死的...

世界中の多くの高血圧の人が自分が高血圧であることに気づいていない――こんな研究結果が「JAMA」9月3日号に掲載された。カナダ、マクマスター大学マイケルG・デグルート医学部（オンタリオ）内科教授のSalim Yusuf氏らの研究。 この状況は低所得国でも裕福な先...

平均的な欧州男性の身長は、100年前よりも約4インチ（約10cm）高いことが、英エセックス大学、オーストラリア国立大学（キャンベラ）のTimothy Hatton氏らの研究で明らかになり、論文が「Oxford Economic Papers」オンライン版に9月1日掲載された。 男性の身長...

いわゆるカラスの足跡（目尻のしわ）に悩んでいる人に、新しい治療選択肢――米国食品医薬品局（FDA）は、中等度から重度の目尻のしわを一時的に改善するために、オナボツリヌス毒素A（onabotulinum toxin A、日本国内未承認）の使用を承認した。 米国では2002年...

脳性麻痺と早期新生児死亡の危険因子が特定されたとの研究結果が、「Obstetrics & Gynecology」9月9日号に掲載された。米国立神経疾患・脳卒中研究所（NINDS）名誉研究員のKarin Nelson氏らの研究。 Nelson氏らは、脳性麻痺の小児と、生後1カ月以内に死亡...

長期的な乳がん再発リスクを予測できる遺伝的指標が特定されたという知見が、「Lancet Oncology」オンライン版に9月12日掲載された。 今回の研究では、エストロゲン受容体（ER）陽性乳がんの治療を受ける患者の再発リスクを予測する遺伝子シグネチャー（gene s...

心臓、股関節、背部、大腸、大血管の一般的な外科手術を受けた米国の高齢者の5人に1人が、退院から1カ月以内に救急外来（ER）を受診していることを、米ミシガン大学救急医学部助教授のKeith Kocher氏らが明らかにした。研究論文は、「Health Affairs」9月号に...

指で使うハブラシセットを発売/花王 花王（株）は、2013年10月19日、歯ぐきのためのケアブランド「ディープクリーン」から歯と歯ぐきをマッサージするように磨く『ディープクリーン 指で使うハブラシセット』を発売する。 急速な高齢化が進む中、食生活や毎日...

中国人は白人に比べて脳卒中リスクが高いことが、スコットランド、エジンバラ大学のChung-Fen Tsai氏らの研究でわかった。研究論文は「Neurology」7月16日号に掲載された。 Tsai氏らは、中国と台湾に住む中国人40万4,000人超における初回脳卒中約4,000件を検討...

外科用メスによって、切り込んだ組織ががんであるかどうかを正確に識別し、短時間の手術で腫瘍を残らず除去できる可能性が報告された。「Science Translational Medicine」7月17日号で報告された研究によると、がんと正常組織を97%の精度で識別することができ...

腎結石のある女性は心疾患リスクが高い可能性がイタリアでの新たな研究で示唆された。男性にはそのようなリスク増大はみられないという。研究を率いたColumbus-Gemelli病院（ローマ）教授のPietro Manuel Ferraro氏は、「腎結石と心血管のリスクファクター（危...

X染色体が精子の生産で重要な機能を持つ可能性がある――こんな驚くべき研究結果が、「Nature Genetics」オンライン版に7月21日掲載された。米ホワイトヘッド生物医学研究所（マサチューセッツ州）のDavid Page氏らの研究。 女性は2個のX染色体、男性はXとYの染...

（公社）日本通信販売協会（ＪＡＤＭＡ）は2013年7月19日、都内で「サプリメント部会セミナー」を開催。健康食品新制度などをめぐる最新動向などについて、当事者及び関係者が講演した。 初めに大阪大学大学院教授で規制改革会議委員の森下竜一氏が「健康食品...

両親がいとこ同士、または高齢出産の子どもでは、ダウン症や心臓・肺障害など出生時欠損のリスクが2倍になるが、絶対的リスクは低い――こんな研究結果が、「The Lancet」オンライン版に7月4日掲載された。英リーズ大学のEamonn Sheridan氏らの研究。 英ブラッド...

合唱をするとメンバーの心拍が同期化することが、スウェーデン、イェーテボリ大学のBjorn Vickhoff氏らの研究でわかり、研究論文が「Frontiers in Neuroscience」オンライン版に7月9日掲載された。 今回の研究の被験者は、高校の合唱部のメンバー15人。単調な...

精神疾患は、患者に大きな苦痛をもたらすだけでなく、寿命をも奪う可能性が新たに2つの研究によって示された。1つの研究では双極性障害によって患者の早期死亡の確率増大が示され、もう1つの研究は精神疾患症状のあるティーンエイジャーは自殺リスクが高いとい...

自宅でのトレッドミル運動プログラムにより、末梢動脈疾患（PAD）患者の歩行速度と持久力が改善したことが、米ノースウェスタン大学フェインバーグ医学部のMary McDermott氏らがPAD患者200人近くを対象に行った研究でわかった。研究論文は、「JAMA」7月3日号に...