現役の大学生アスリートは元アスリートに比べて抑うつ状態になる可能性が2倍高いことが、米ジョージタウン大学メディカルセンター家庭医学・人類化学准教授のDaniel Merenstein氏らの研究でわかった。研究論文は、「Sports Health」オンライン版に掲載された。...

起床後すぐにタバコを吸う人はそうでない喫煙者に比べ肺癌や口腔癌を発症する可能性が高いことが、米ペンシルベニア州立大学生物行動健康学助教授のSteven Branstetter氏らの研究で示され、研究論文が「Cancer Epidemiology, Biomarkers and Prevention」3月29...

成人で歯を失うことは、糖尿病や肥満、高血圧、喫煙といった心疾患の危険因子とも関連していることが、スウェーデン、ウプサラ大学医療科学部のOla Vedin氏らの研究で示唆され、米サンフランシスコで開催された米国心臓病学会（ACC）年次集会で発表された。 Ve...

マンモグラフィ（乳房Ｘ線検査）の結果が偽陽性であった場合――つまり、最初は乳癌が疑われたが、その後の検査で癌でないことがわかった場合、女性は長ければ3年間、不安や苦痛を感じ続けることが、新たな研究で明らかにされた。影響がこれほど長く持続する理由...

50歳前に脳卒中を発症した成人はそうでない成人に比べて、その後20年以内に死亡する可能性が高いことが、オランダ、ラドバウド大学ナイメーヘン・メディカルセンターのLoes Rutten-Jacobs氏らの研究でわかり、研究論文が「JAMA」3月20日号に掲載された。 脳卒...

高用量のスタチンを使用する人は腎障害を発症するリスクが高いことが新たな研究で示され、「BMJ」オンライン版に3月19日掲載された。スタチン系薬剤は広く処方されているコレステロール低下薬で、効果が高いが、肝障害、筋肉痛または筋力低下などのリスクがあ...

アルツハイマー病の遺伝的リスクを持つ人が高血圧になると、この疾患でみられる脳のプラークの発現を促す可能性があることが、米テキサス大学（ダラス）行動・脳科学助教授のKaren Rodrigue氏らの研究で示唆された。研究論文は「JAMA Neurology」オンライン版...

肥満がビタミンD欠乏につながる可能性があることが、英ロンドン大学（UCL）小児健康研究所のElina Hypponen氏らの研究で明らかになった。研究論文は、「PLoS Medicine」2月5日号に掲載された。 約16万5,000人のデータを検討した結果、ボディ・マス・インデック...

ヒトメタ肺炎ウイルス（HMPV）という名前を聞いたことがある人は少ないだろう。しかし、誰でも生涯にこのウイルスに感染する可能性が十分にあるという。小児の入院や救急外来受診の一部はHMPVが原因であることが、米国の研究で明らかにされた。「New England J...

妻の給料のほうが多いとわかると、夫はその差を寝室で感じるらしい。妻より収入の少ない男性は、妻より収入の多い男性に比べ、インポテンス治療薬を必要とする傾向が強いことが、米ワシントン大学（セントルイス）准教授のLamar Pierce氏らがデンマークで実施...

いじめをする上司は標的の部下を悲惨な目に遭わせるだけでなく、犠牲者の同僚の職場環境をも悪くすることが、米ニューハンプシャー大学組織行動学准教授のPaul Harvey氏らの研究でわかった。研究論文は、「Journal of Social Psychology」1月1日号に掲載された...

米国人の食事の塩分を減らせば、10年間で何十万人もの命が救われることが、米カリフォルニア大学サンフランシスコ校（UCSF）のPam Coxson氏らの研究で明らかになった。研究論文は、「Hypertension」2月11日号に掲載された。塩分は主要なナトリウム源で、過剰な...

健康な高齢女性は骨折予防の目的でカルシウム、ビタミンDのサプリメント（栄養補助食品）を摂取すべきではないという勧告を、米国予防医療作業部会（USPSTF）が出した。ただし、この勧告はすでにビタミンD欠乏症や骨粗鬆症がある人には適用されないという。 米...

むずむず脚症候群（レストレスレッグス症候群、不穏下肢症候群）の症状は、薬剤によりある程度緩和できる可能性が新たな研究で裏付けられた。むずむず脚症候群は、脚を動かしたいという強い衝動をもたらす疾患。横になったり座ったりしていると脚に不快感があ...

精神疾患患者は、そうでない人に比べて、殺人事件の被害者になる可能性がはるかに高い――こんなことが米スタンフォード大学内科臨床助教授のCasey Crump氏らの研究でわかった。研究論文は「BMJ」オンライン版に3月5日掲載された。 Crump氏らは、2001年～2008年...

全身麻酔下での外科手術中に予期せず意識を取り戻す患者は極めて少ないという研究結果が報告された。 英王立麻酔科医協会およびグレートブリテン・アイルランド麻酔科医協会は、英国民保健サービス（NHS）病院の上級麻酔医全員を対象に、2011年に全身麻酔中に...

公共の場で耳に入る音では、携帯電話の会話は、1対1で直接交わす会話よりも、意識の集中を妨害する雑音であることが新たな研究で示され、オンライン医学誌「PLoS ONE」に3月13日掲載された。 研究著者である米サンディエゴ大学（カリフォルニア州）助教授のVer...

ガムを噛むと息がリフレッシュされるだけではなく、集中力が高まる可能性もあることが、英カーディフ大学のKate Morgan氏らの小規模研究で示唆された。研究論文は、「British Journal of Psychology」3月8日号に掲載された。 以前の研究では、ガムを噛むという...

花粉防御用眼鏡は、花粉が目に入ることを防ぐため、フレームの張り出しが通常の眼鏡より顔面に近くなる形状となっている（写真1、2）。子ども用の花粉防御用眼鏡をかけて体育を行っていた児童が友達とぶつかり左目の上を眼鏡の縁で切るなどの事故情報がPIO-NET...

週に20時間テレビを見ている男性は、テレビをほとんど見ない男性の半分しか精子がないことが、米ハーバード大学（ボストン）公衆衛生学部助教授のJorge Chavarro氏らの研究で示された。しかし、週に15時間の運動をすることにより、精子数を73%まで改善できると...