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高用量のインフルエンザワクチンは、標準用量に比べて高齢者における予防効果が高いことが新たな研究で示された。標準用量のワクチン接種を受けた高齢者が発症するインフルエンザの約4例に1例は、高用量ワクチンを使用すれば予防できる可能性があると研究グループは報告している。

研究著者の1人で、高用量ワクチンFluzone High-Doseの製造元である米サノフィパスツール社に所属するDavid Greenberg氏は、「今回の研究では、被験者に高用量ワクチンを摂取すると、標準用量に比べて24%のインフルエンザ低減効果が認められた。この防御効果は、標準の予防接種で得られる効果にさらに上乗せされるものだ」と述べている。

Greenberg氏は、高齢者には追加的な予防が不可欠であるとして、「65歳以上の患者は、インフルエンザによる入院の約60%、インフルエンザに関連する死亡の約90%を占めている」と指摘している。高齢者は免疫系が弱く、標準的な予防接種に十分な反応がみられないという。高用量ワクチンはこうした免疫低下に対応するためにデザインされており、Fluzone High-Doseは標準用量の4倍のワクチンを含有する不活化インフルエンザワクチンであると同氏は説明する。

米レノックス・ヒル病院(ニューヨーク)のLen Horovitz氏は、自身も高齢者には高用量ワクチンを勧めているという。「インフルエンザワクチンによる予防効果は100%ではなく、約60%程度だ。しかし、その効果を15~20%増大できるとすれば意味のあることだ」と同氏は述べている。米スタテンアイランド大学病院(ニューヨーク)のAmbreen Khalil氏も、高齢者では通常のワクチンを接種済みでも罹患する例が多いため、高用量ワクチンを投与したいと述べている。米国疾病管理予防センター(CDC)によると、Fluzone High-Doseは65歳以上の患者への使用が承認されているが、過去インフルエンザワクチンに対して重度の副作用を生じたことのある患者には推奨されないという。 

「New England Journal of Medicine」8月14日号に掲載された今回の研究では、65歳以上の男女約3万2,000人を、高用量ワクチン群と標準用量群に割り付けた。その結果、高用量ワクチン群は標準用量群よりも抗インフルエンザ抗体の産生量が多いことが示された。さらに、入院、肺炎、心肺障害、医療機関の受診および薬剤使用も、高用量ワクチンによって予防できるとGreenberg氏は指摘している。(HealthDay News 8月13日) 


http://consumer.healthday.com/infectious-disease-information-21/flu-news-314/high-dose-flu-vaccine-may-better-protect-the-elderly-690753.html
Copyright (c) 2014 HealthDay. All rights reserved.


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