親の睡眠量が、子どもの過体重や肥満に影響する可能性があるという研究報告が、「Frontiers in Psychology」4月29日号に掲載された。米イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校家庭回復センター所長のBarbara Fiese氏らの研究。
Fiese氏らは、幼児337人とその親の体重、ならびに過体重や肥満を防御する可能性のある因子を評価した。親で評価した防御因子は、十分な睡眠(一晩7時間以上)、家族揃っての食事、子どもで評価した因子は十分な睡眠(一晩10時間以上)、家族揃っての食事、寝室にテレビがないこと、スクリーンタイムを1日2時間未満に抑えることだった。
十分な睡眠は子どもの過体重と肥満に対する唯一の防御因子だった。睡眠が不十分な子どもでは、他の防御因子を習慣にしている子ども比べて過体重/肥満になる可能性が高かった。親の一晩の睡眠時間が子どもの睡眠時間に影響することも判明した。これは、親の睡眠習慣が子どもの過体重/肥満リスクに影響する可能性があることを意味する。
Fiese氏は、「親はよく眠ることを家庭の大切な優先事項にすべきである。家庭での睡眠習慣は子どもだけでなく家族全員に影響する。十分な睡眠は代謝の調節に効果がある」という。今回の研究は睡眠と幼児の体重との関連性を示したが、親または子どもの睡眠不足が子どもの過体重の原因であることは証明していない。(HealthDay News 6月11日)
http://consumer.healthday.com/sleep-disorder-information-33/misc-sleep-problems-news-626/suicides-much-more-likely-after-midnight-study-finds-688452.html
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