移動に自転車を利用する人は一般に、車や公共の交通機関で移動する人よりも幸福であることが、米クレムゾン大学(サウスカロライナ州)のEric Morris氏らの研究で示され、研究論文が「Transportation」4月号に掲載された。
Morris氏らは移動時のヒトの感情の違いを検討した。米労働統計局が収集したデータを使って、幸福や痛み、ストレス、疲労、悲しさといった感情を評価した。移動手段も考慮に入れた。その結果、自転車に乗る人が一番幸せで、次いで幸福感が高かったのは車に乗せてもらう人、3番目は車のドライバーだった。
これに対して、バスや電車に乗る人は最も不幸だと感じていた。電車やバスは通常、通勤で使われることから、その影響があると考えられる。これらの交通手段をとる人にさほど熱意がないことの説明がつけられるという。
Morris氏は、「自転車に乗る人は一般に若く、体も健康だ。移動手段と感情の関係を解明することが、既存の交通サービス改善などにつながる可能性がある」としている。(HealthDay News 6月3日)
http://consumer.healthday.com/fitness-information-14/cycling-health-news-245/bicyclists-happier-than-drivers-mass-transit-riders-says-studyg-688412.html
Copyright (c) 2014 HealthDay. All rights reserved.