笑いは瞑想と同様の脳波を生み出すことが、米ロマリンダ大学(カリフォルニア州)医療学部准教授で、医学部病理学・人体解剖学研究准教授のLee Berk氏らの研究でわかった。
Berk氏らは、被験者31人に、面白いビデオ、スピリチュアルなビデオ、痛ましいビデオを見せて脳波をモニターした。その結果、被験者の脳では、面白いビデオを見ているときには、瞑想中に出るガンマ波が多量に認められた。スピリチュアルなビデオでは、休息時と同様、アルファー波のレベルが高かった。痛ましいビデオを見ているときには、その場にいたくないと感じるときなどと同様、平坦脳波が見られた。
Berk氏は、「今回の研究では、陽気な笑いを伴うユーモアは高振幅のガンマ帯振動を持続させるということが判明した。ユーモアによって、頭脳が明晰になり統合的思考ができるようになる。瞑想と同様の効果がある」と述べている。
研究結果は、米サンディエゴで開催された実験生物学学会年次学術集会で発表された。データと結論は、ピアレビューを受けて医学誌に掲載されるまでは予備的なものとみなされる。(HealthDay News 4月27日)
http://consumer.healthday.com/alternative-medicine-information-3/mis-alternative-medicine-news-19/laughter-meditation-exp-bio-meeting-llu-release-batch-1149-687061.html
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